インディゴ=すくも藍、インド藍、インディゴピュアー等で藍染
された
木綿や麻布
に白抜柄や顔料の着色抜染柄を加工します。
今まで不可能だった顔料による着色抜染が簡単に行えます。
<写真型、切型での印捺、刷り込み、筆、刷毛での手描で加工します>
インディゴエース E2
脱色抜染剤
インディゴバインダーC2
顔料の着色抜染用接着剤
インディゴバインダーW2
白抜用途専用助剤
インディゴエースE2は脱色抜染剤、インディゴバインダーC2はネオカラー(顔料)を布に定着させる役目をし、インディゴバインダーW2は白抜用途の場合に使用します。インディゴエースE2はインディゴバインダーC2あるいは、インディゴバインダーW2と混合して使用します。
インディゴエースE2とインディゴバインダーC2及びネオカラー(顔料)の混合されたものをスクリーン型で印㮈したものです。
着色抜染
乾燥
家庭用のアイロンをスチームなしで(中温で30秒-60秒)処理すると藍が脱色されネオカラー(顔料)の色が鮮やかに発色します。
→
インディゴエースA-2とインディゴバインダーW2の混合されたものをスクリーン型で印㮈したものです。(ネオカラーは入れず)
白抜用途
乾燥
家庭用のアイロン(スチームなし、中温で30秒-60秒)処理すると藍が脱色され白色になります。
→
インディゴエースE2及びインディゴバインダーC2、インディゴバインダーW2は藍(インディゴ=すくも藍、インド藍、インディゴピュアー等)で染色された布(
木綿、麻
)への着色抜染(柄部分の地色を抜きながら柄部分に着色する)あるいは白色抜染を行う助剤です。
インディゴエースE2
藍の抜染に従来から使用されている次亜塩素酸ソーダを進化させた安定性の高い、かつ効果の高い塩素系化合物の脱色抜染剤です。 インディゴバインダーC2あるいは、インディゴバインダーW2と混合して使用します。熱処理時の塩素ガスも格段に少なくなっています。
インディゴバインダーC2
ネオカラー(顔料)を布に定着させる役目をし、脱色抜染剤と配合性の良いアクリル系のバインダー(接着剤、ハレーション防止剤)です。
インディゴバインダーW2
白抜用途の場合に使用する、脱色抜染剤と配合性の良いアクリル系のバインダーです。粘性付与剤、ハレーション防止剤として機能します。
<使用法>
着色抜染(柄部分の藍の地色を抜きながら柄部分に着色する)の場合
<藍着色抜染用糊 標準処方>
(1)インディゴバインダーC2
70~80g
(2)インディゴエースE2
30~20g
(3)ネオカラー
濃色で最大で10g 淡色へは減らす
合計
(1)+(2)で100g+(3)
(2)が多すぎると柄際が滲むことがありますので控えめに御使用下さい。
混合する容器は金属製のものは不可です。プラスチック製やガラス製のものを使用して下さい。
ネオカラー(顔料)には適さない物もあります。下記が使用可能なネオカラーです。
使用可能なネオカラー
エローM3G
ピンクMB
ブルーMG
ブラックMK
ゴールドエローMGR
バイオレットMFB
スカイブルーMG
レッドはピンクとエローを配合して下さい
ゴールドエローMFR
ネイビーブルーMB
グリンMB
オレンジMGD
ブルーMB
グリンMY
白抜用途(柄部分の藍の地色を白く抜く)の場合
<白抜用途糊 標準処方>
濃い藍色
薄い藍色
(1)
インディゴバインダーW2
70g~80g
80g~95g
(2)インディゴエースE2
30g~20g
20g~5g
合計
100g
100g
※(2)が多すぎると柄際が滲んだり、脱色した白が少し黄味を
帯びてしまう事がありますので、控えめに御使用下さい。
混合する容器は金属製のものは不可です。プラスチック製やガラス製のものを使用して下さい。
<混合>
前記の
藍着抜用糊
もしくは、
白抜用途糊
を混合する容器は金属製のものは使用できません。プラスチック、ガラス製のものを御使用下さい。
攪拌機で練ります。手で混合する場合は、割り箸を3本程度まとめて持ち、良く攪拌して完全に混合します。完全に混合されるのには少し時間がかかります。完全に混合されていないとブツブツ状のものがあり、粘性が低く、粘りがありません。完全に混合されていないと、柄際が滲んだり、ぼけたりします。完全に混合できるとマヨネーズ程度の粘度になります。
粘度が低いと思われる場合は、樹脂増粘剤R40を添加、攪拌すると粘度があがります。
一旦、混合したものは8時間以内に使用して下さい。
<柄加工>
スクリーン型や他の型を用意し、前記の糊を、藍染めされた布へ、コマベラ等で印捺もしくは、刷毛で刷り込みます。
あるいは筆や刷毛で柄部分に塗布します。
ドライヤーの低温で柄部分を乾燥(高温での乾燥は不可)、もしくは自然乾燥します。
乾燥後
4-5時間程度は安定ですが、脱色性が時間とともに低下しますので、出来るだけ早くアイロン処理を行います。
すぐにアイロン処理が出来ない場合は、ポリ袋に布を入れ、ゴムバンドで密閉しておくと10時間程度でも、さほど脱色性の低下はありません。
柄部分にハンカチ等の当て布をし家庭用のアイロンをスチームなしで(中温30秒-60秒)処理すると藍が脱色されネオカラーの色が鮮やかに発色します。白抜きの場合は白色になります。
その状態で
ネオカラー(顔料)の固着堅牢度を向上するのに、柄部分にハンカチ等の当て布をし、アイロンをスチームなしで(中温2-3分)処理します。白抜用途の場合もこの処理を行い、ます。
水道の流水の水で一旦、布を洗います。(3-5分)
脱色抜染剤に塩素化合物を使用していますので、残留塩素の除去を行います。
チオ硫酸ソーダ(別名ハイポ、金魚や熱帯魚の水に水道水を使用する場合に脱カルキ剤として使用されている)を常温の水1リットルに2g溶解(少量の熱湯で溶くと直ぐに溶ける)し、その溶液に10分漬け込みます。
更に軽く水洗、乾燥、仕上げます。
使用した道具、容器等は水で洗浄して下さい。
インディゴエースE2は、正しく使用されれば、危険なものではありませんが、
使用に当たっては下記の注意事項をお守り下さい
アイロンでの熱処理時には、幾分かの塩素ガスが発生するするため、作業場は換気を良くして作業して下さい。閉め切った部屋では使用しないで下さい。窓を開けて、空気の流れの良い状態で作業して下さい。
市販のカビ取り剤、ハイター等の塩素系漂白剤は本剤よりも多くの塩素を発生します。
インディゴエースE2、インディゴバインダーC2あるいはインディゴバインダーW2の組み合わせ以外のものとは絶対に配合、混合しないで下さい。
酸性タイプの薬品(酢酸、硫酸、塩酸等)と混ざると有毒なガスが発生して危険です。
藍の抜染の用途以外に使わないで下さい。原液で使用しないで下さい。
眼や口、皮膚、粘膜には絶対に付着させないで下さい。
必要に応じて、防護手袋、防護メガネ、防護マスク、防護衣服等を御使用下さい。
衣類や敷物や家具に液がつくと脱色するので注意します。
保護監督の必要な人や動物が触れないように管理して下さい。
直射日光を避け、高温の所で保管しないで下さいい。
【応急処置】
・目に入った時は失明の恐れがあります。流水で15分以上洗い流し、痛みや異常がなくても直後に必ず眼科医に受診して下さい。
・飲み込んだ時は吐かずにすぐに口をすすぎ、コップ1~2杯の牛乳か水を飲む等の処置をし、医師に相談して下さい。
・皮ふについた時は、すぐに水で充分洗い流して下さい。異常が残る場合は皮ふ科医に相談して下さい。
・眼にしみたり、せき込んだり、気分が悪くなった時は使用を中止し、その場から離れ、洗眼、うがい等をして下さい。
ネットショップから注文
藍着色抜染セットへ
藍白色抜染セットへ